こんにちは!
K.メタルクラフトです^ ^
今回は、少しだけいつもの施工事例とは違うお話をしたいと思います。
もちろん工事としては、飛散してしまった棟板金を交換するという、建築板金工事です。
ですが、今回の現場で一番強く心に残ったのは、施工そのものではありませんでした。

◼︎「本当に声をかけていいのだろうか?」
そんなことを、工事をする前に考えた現場でした。
目の前で、棟板金が飛んだ
今回のきっかけは、お客様からのご依頼ではありません。
私自身が現場の近くで、屋根の棟板金が飛散しているところを目にしたことがきっかけでした。
屋根から飛んだ棟板金。
当然、そのままにしておけば雨漏りなどにつながる可能性があります。
板金屋として見れば、
「これは早めに対応した方がいい」
そう思う状態です。
普段なら、屋根の異常を見つけたらお客様にお声掛けすることも選択肢の一つです。
でも、今回は少し迷いました。

◼︎「声をかけていいのか?」と迷った理由
最近は、建設業者や屋根業者を装って突然訪問し、
・「屋根が壊れている」
・「今すぐ直さないと危ない」
などと言って不安をあおり、必要以上の工事を勧めるようなトラブルがニュースになることがあります。
そういった話を目にするたびに、正直なところ、
「本当に困っている人に声をかけることすら、ためらってしまうな」
と思うことがあります。
今回もまさにそうでした。
目の前で実際に棟板金が飛んだのを見た。
だからこそ、知らせてあげたい。
でも、突然知らない板金業者が家に来て、
「屋根が壊れていますよ」
と言ったら……。
お客様からすれば、驚いて当然ですよね。笑
ましてや、最近のニュースを知っていれば、
「この人、本当に大丈夫なのかな?」
と思われても不思議ではありません。

◼︎それでも、お声掛けしました
それでも今回は、見て見ぬふりをすることができませんでした。
「もし自分がこの家の人だったら、教えてほしい」
そう思ったからです。
もちろん、突然の訪問ですから、お客様も最初は驚かれていました。
私自身も、
「突然来た板金屋なんて、警戒されて当然だよな……」
と、かなり複雑な気持ちでした。
でも、棟板金が実際に飛散している状況を見てしまった以上、何もしないで帰るという選択はできませんでした。
◼︎まずは応急処置
その日のうちに、まずは飛散した部分について応急処置を行いました。
本格的な工事をする前に、まず雨などによる被害が広がらないようにする。
屋根工事では、こうした「今できることを先にする」という対応も大切だと思っています。
そして後日、正式に工事を行うことになりました。

◼︎棟板金の下地から交換
今回の工事内容自体は、シンプルです。
飛散してしまった棟板金を撤去し、傷んだ下地を交換。
そのうえで、新しい棟板金を取り付けて仕上げました。
棟板金は屋根の一番高い部分に取り付けられているため、強風などの影響を受けやすい部分です。
表面の板金だけでなく、その下にある下地の状態も確認し、必要な部分を交換することが重要です。
今回も、見えている板金だけを交換して終わりではなく、下地からしっかり修繕しました。



◼︎工事が終わって、一番嬉しかったこと
今回、工事が終わって一番嬉しかったのは、仕上がりそのものではありません。
最初は突然の訪問に驚かれていたお客様から、
「あのとき声をかけてもらってよかった」
と思っていただけたことです。
さらに、お声掛けしたその日に応急処置をしてもらったことを喜んでくださり、最後にはお土産にお菓子までいただきました。
正直、そこまでしていただけるとは思っていませんでした。
職人として仕事をしていると、もちろん工事をきれいに仕上げることは大切です。
でも、それだけではなく、
「この人に頼んでよかった」
と思ってもらえること。
それもまた、仕事をする上で大切なことなんだなと、改めて感じました。
真面目に仕事をしている業者まで疑われてしまう
今回の現場を経験して、改めて考えました。
本当に困っているお客様を助けたいと思っている業者まで、
「突然来た業者だから怪しい」
と思われてしまう。
これは、真面目に仕事をしている人間にとっても、とても悲しいことです。
もちろん、お客様が警戒することは悪いことではありません。
むしろ、
今の時代だからこそ、突然訪問してきた業者の話をその場ですぐ信じず、慎重になることは大切
だと思います。
だからこそ、私たち業者側も、
「屋根が壊れているから今すぐ契約してください」
ではなく、
「こういう状態になっているので、一度確認してください」
という姿勢であるべきだと思っています。
・その場で工事を決めなくてもいい。
・他の業者さんに見てもらってもいい。
・家族に相談してもいい。
それでいいと思っています。
「屋根が壊れている」と言われたら、まず落ち着いてください
もし突然、屋根業者から、
・「屋根が壊れていますよ」
・「棟板金が浮いていますよ」
と言われたとしても、まずは慌てなくて大丈夫です。
その場で契約する必要はありません。
写真を見せてもらい、状況を確認して、信頼できる業者や知り合いの工務店などに相談してみてください。
そして、本当に屋根に異常があるのであれば、必要な修理をすればいい。
大切なのは、怖がらせられて急いで決めることではなく、落ち着いて状況を確認することです。
◼︎それでも、困っている人には声をかけたい
今回、私はかなり迷いました。
「今の時代、自分から声をかけるのはやめた方がいいのかな」
そんな気持ちもありました。
でも、目の前で棟板金が飛んだ。
それを知っていて、そのまま帰ることもできなかった。
だから、勇気を出して声をかけました。
そして結果的には、お客様に喜んでいただくことができました。
今回の経験で、
「声をかけてよかった」
と、今は心から思っています。
悪質な業者による被害がなくなれば、もっと気軽に「屋根、大丈夫ですか?」と言える世の中になるのかもしれません。
そして、真面目に仕事をしている職人が、変に疑われることなく、本当に困っている人を助けられるようになればいいなと思います。
K.メタルクラフトは、これからも一つひとつの仕事を大切にしていきます。
屋根のことで気になることがあれば、無理に工事を勧めるのではなく、まずは現在の状態を確認するところから。
「これって修理した方がいいのかな?」
そんな相談だけでも大丈夫です。
屋根は、早めに状態を確認することで、大きな修理を防げることがあります。
宮城県で屋根の修理・板金工事・雨漏りなどでお困りの方は、K.メタルクラフトまでお気軽にご相談ください。
今回のように、突然の訪問を警戒されるのは当然だと思っています。
だからこそ、私たちは「契約を取るため」ではなく、困っている人を見過ごさない職人でありたいと思っています。
最後になりましたが、今回ご依頼いただいたお客様。
突然の訪問だったにもかかわらず、私の話を聞いていただき、工事までお任せいただき本当にありがとうございました。
そして、お菓子までありがとうございました。
とても嬉しかったです^ ^
これからも、真面目に、丁寧に。
一人の職人として、目の前のお客様に向き合っていきたいと思います。
◼︎今回の工事
工事内容: 飛散した棟板金の交換・修繕工事
施工内容: 棟板金下地交換・新規棟板金取り付け
屋根のことで「ちょっと気になる」という程度でも構いません。
無理に工事をすすめるのではなく、まずは現在の状態を一緒に確認します。
宮城県の屋根・板金工事はK.メタルクラフトへ。




